毎年、楽しみにしている宮古島旅行。
今年は、この花を見るために梅雨明けのこの時期に出かけてきました。
宮古島の夜を彩る一夜限りの花、サガリバナの魅力を紹介します。その美しさ、甘い香り、そして一夜だけの儚さを体験し、
宮古島旅行の思い出に残る特別な体験を提案します。
宮古島の奇跡、サガリバナとは
サガリバナは、日本では沖縄県の宮古島や石垣島で見ることができる珍しい植物です。その名前は「下がり花」を意味し、夜になると花が下向きに咲くことから名付けられました。
この花は、一年に一度だけ夜に咲き、その美しさと神秘性から「宮古島の奇跡」とも称されています。
サガリバナの特徴
サガリバナは、夜になると一斉に咲き、朝にはすぐにしぼんでしまうという特徴があります。
そのため、その美しい姿を見ることができるのは、一晩だけです。
また、サガリバナは大きな淡いピンクや白い花を咲かせ、その大きさは直径約30cmにもなります。
その大きさと美しさから、見る人を圧倒させます。
ライトアップされたその幻想的な光景は是非、観ていただきたいと思います。
また一夜の間の開花に受粉を必要とするためか虫を呼び寄せる非常に甘く強い花の香を発生させています。
触れればすぐに壊れそうな花がこのような強い香りを放つ意味も儚さを感じさせてくれます。
サガリバナの見頃
サガリバナは6月から7月にかけて開花します。その時期を狙って宮古島を訪れることで、この特別な花を見ることができます。
今年は６月24日～7月4日の期間 添道群生地で「サガリバナ夜のお花見」として
19：30～21：30 の間 地元の保存会の方々によりライトアップされ開催されています。
しかし、その咲く瞬間は非常に短く、見逃すと一年待たなければならないため、訪れる際は計画的に行動することがおすすめです。
現地は日暮れ後は真っ暗なサトウキビ畑を抜けた山の中にあり旅行客には訪れるのが難しいように思いますがgoogle mapで「添道サガリバナ」で検索すると案内をしてくれます。
車でしか行けませんが、保存会の方々によるライトアップ期間中は警備員も出て狭い道路を一方通行に誘導してくれます。
通路の片側に車を寄せての駐車となるため運転に自信のない方はくれぐれも気を付けてください。
サガリバナを見るための注意点
サガリバナは、その美しさから多くの人々を惹きつけますが、その一方で、その生息地を守るために注意が必要です。
サガリバナの生息地は群生地周辺を保存会の方々が植樹を続け宮古島で少ない夜の観光スポットとして開放してくださっている場所です。無断で花を摘んだり、生息地を荒らす行為は絶対にやめましょう。
ライトアップ開催期間中入り口では、パンフレットを配ってくださいます。
募金箱等を設けられておりますので、ぜひ協力をいたしましょうね。
また、強い光はサガリバナに影響を与えるため、必要最低限の明るさに抑えることも覚えておきましょう。
車を止めて会場までは真っ暗となりますので懐中電灯やヘッドライトの持参もお勧めいたします。
コメント